
近年、生活リズムの乱れや残業、夜更かしが増え、不規則な食生活が肥満の一因となっています。最近、中国国家衛生健康委員会の雷海潮主任は、「体重管理年間活動」を推進し、健康的な生活習慣の普及を進めると発表しました。「減量」は今や注目の健康キーワードとなっています。
では、「夜に食事を抜けば痩せる」という考えは本当に正しいのでしょうか?また、「プチ断食」はダイエットに効果があるのでしょうか?

夜に食事を抜くと痩せるのか?
東京大学医学部附属病院の鈴木主任によると、
「夜に食事を抜いても痩せるわけではない」
人間の正常な生活リズムでは、1日3食を定時に摂取することで、消化液の分泌もリズムに合わせて行われます。この習慣を崩してしまうと、体に悪影響を及ぼす可能性があります。
さらに、長期間夜の食事を抜くことで、体の代謝機能が低下し、逆に減量に不利な状況を生み出すこともあります。
プチ断食はダイエットに効果があるのか?
鈴木主任によると、「5+2プチ断食」は、1週間のうち5日は通常の食事を摂り、2日間は食事量を控えめにする方法です。
たとえば、月曜日に断食し、火曜・水曜は通常の食事を摂る。木曜日に再び断食し、金曜から日曜は通常通り食べる、というサイクルです。
断食する日は、以下のようなカロリー摂取が推奨されます。
- 男性:1日約600kcal
- 女性:1日約500kcal
これにより代謝のリセットが起こり、食事を摂る日には運動を取り入れ、断食の日には休息を取ることで、1ヶ月で2~3kgの減量が期待できるそうです。

食べ過ぎを判断する方法
鈴木主任は、**「ダイエットの基本原理は、消費カロリー > 摂取カロリー」**と説明しています。
適切なカロリー摂取量は、次の計算式で求められます。
(身長cm – 105)× 活動レベルに応じたエネルギー係数(15~35 kcal/kg)
| 活動レベル | エネルギー係数 (kcal/kg) |
|---|---|
| 寝たきりの人 | 15 kcal/kg |
| 軽い活動 (デスクワークなど) | 20~25 kcal/kg |
| 中程度の活動 (日常の移動+軽い運動) | 30 kcal/kg |
| 激しい運動 (スポーツ選手など) | 35 kcal/kg |
例として、身長165cmの人が日常的に歩いたりデスクワークをする場合、(165-105)×30 = 1800 kcal が1日の消費カロリーとなります。
もし500 kcal のカロリー赤字を作りたいなら、1日の摂取カロリーを1300 kcal に抑える必要があります。
このカロリー範囲内で、脂質20~30%、タンパク質15~20%、炭水化物50~60% のバランスを意識すると良いでしょう。
また、中国国家衛生健康委員会が発表した「成人肥満の食事ガイド(2024年版)」**を参考に、地域ごとの1300 kcal 前後の食事プランを選ぶのもおすすめです。
「ビール腹」は本当にビールのせい?
鈴木主任によると、ビール腹=脂肪腹であり、ビールだけが原因ではなく、カロリーオーバーが主な要因です。
「ビール腹は、飲酒によるカロリー摂取が多いために起こるもので、酒の種類は関係ありません。」
実際に、アルコールのカロリーを比較すると:
- 50度の白酒(100ml) → ご飯1杯分のカロリー
- ビール → 「液体のパン」とも呼ばれ、脂肪を蓄積しやすい
特に中年男性にビール腹が多いのは、飲酒習慣と生活習慣の乱れが原因と考えられています。

どのくらい運動すれば脂肪が燃える?
フィットネスインフルエンサーの閻帥奇氏は、運動習慣を作るために重要なのは「まず動くこと」だと述べています。
「運動のハードルを下げることが継続のカギ。簡単なエクササイズから始め、習慣化を目指すべき。」
消化器科の主任は、週150分程度の運動を推奨しています。
また、空腹運動 vs. 食後運動について、
- 総消費カロリーが重要であり、空腹運動が必ずしも脂肪燃焼に有利とは限らない。
- エネルギー不足で運動強度が下がると、逆にカロリー消費が減る可能性がある。
- **運動前に少量の食事(バナナ半分、オートミール少量など)**を摂ることで、運動パフォーマンスを向上させられる。
「早寝早起き」と「8時間睡眠」、どちらが重要?
鈴木主任によると、
「8時間の睡眠時間を確保するだけでなく、適切な時間に眠ることが重要」
- 夜10時~11時:アドレナリンとコルチゾールが減少し、空腹感を誘発。
- 夜更かしすると代謝が低下し、朝食を抜くと脂肪を蓄積しやすくなる。
- 食事回数が少ないほど、太りやすくなる傾向がある。
また、東京大学医学部附属病院の田村副主任によると、
「早寝早起きは生体リズムを整え、ホルモン分泌を正常化し、基礎代謝の維持に役立つ。」
成人にとっては7時間以上の睡眠が理想的ですが、規則正しい睡眠習慣が最も重要です。

まとめ
- 夜に食事を抜くだけでは痩せない
- 「5+2プチ断食」は代謝リセットに有効
- 適正カロリーの計算で適切な食事管理を
- ビール腹は「酒」ではなく「カロリーオーバー」が原因
- 週150分の運動習慣が効果的
- 早寝早起きがダイエット成功の鍵
健康的な生活習慣を意識し、無理なく減量を進めましょう!





